9月に入ってマンションの足場が目立つように・・・

9月に入って足場が架かっているマンションが目立ち始めました。

業界的に言うと「秋の大規模修繕シーズン」

まぁ、大まかにいうと大規模修繕工事の実施時期は年二回

もちろん規模にもよりますが・・・

2月(3月)~6月(7月)の春工事と8月(9月)~11月(12月)の秋工事が

実施期間であり、コンサルの業務としては工事監理業務に当たる時期です。

同時に来年の春工事の設計と業者選定補助の時期に当たります。

 

多くの管理組合の役員さんは実際にどんな施工業者を選んだらよいのか、

また、どんな会社があるのか?特に大手や地元のゼネコン(建設会社)であれば、

それなりの知名度もあるでしょうが、大規模修繕の専門業者についてよほど

興味のある人以外はほとんど知らないというのが現状じゃないでしょうか?

まぁ、それも「足場にかかっているPRシート、見たことがある。あちこちでやってるよね」

程度の話がほとんどじゃないでしょうか?

 

そもそも大規模修繕実施の動機が

「長期修繕計画に乗っているから」とか「管理会社がすすめるから」と言った

理由がほとんど。

私がセミナーや修繕の勉強会等で一番最初に参加者に聞くことは

「建物をじっくり見たことがありますか?」ということ。

ほとんどの場合は、「ない」という答え。

毎日、自宅の玄関を出て、廊下・エレベーターを通ってマンションエントランスへ

この繰り返しが基本的な住民さんの動線。

「長期修繕計画に乗ってるから」「管理会社がすすめるから」というのも仕方ない話。

 

そこが「管理会社」や「コンサルタント」の目の付け処

つまり、管理組合さん、区分所有者の皆さん、住民さん

(※呼び方が違うだけでみんなおんなじことですが・・・・)が無関心であればあるほど

「不適コンサル」がのさばりやすい環境と言えます。

 

そこで提案です!

「自主点検のすすめ」

立入禁止や危険なところを避け、お散歩感覚で建物を見てみたらいかがでしょうか?

マンションの清掃状態、例えば、外壁や床、屋上の排水溝廻りや階段等々

きっと、自分たちで実際に「見る」ことでわかることや疑問に感じるところなど様々な点が

見えてきます。

 

そのあとで管理会社や専門家に相談、あるいは自主点検時に専門家に依頼して説明を

受けるのもいいかもしれません。

 

とにかく、建物、みなさんの棲み処に関心をもつこと、これが「不適コンサル」と呼ばれる

管理会社やコンサルタントを排除する第1歩です。

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